【妊活と睡眠】何時間がベスト?睡眠の質を上げるコツと不妊への影響を解説 | Fertility Journey
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【妊活と睡眠】何時間がベスト?睡眠の質を上げるコツと不妊への影響を解説

妊活

妊活を続けるなかで、「最近ずっと寝不足気味…」「夜なかなか眠れない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

仕事や家事などで毎日忙しく、気づけば就寝時間が遅くなってしまうこともありますよね。

実は、睡眠は妊活と深く関わっていると考えられており、睡眠不足や生活リズムの乱れは、ホルモンバランスや排卵に影響する可能性があるといわれています。

また、“睡眠ホルモン”とも呼ばれる「メラトニン」は、体内時計を整える働きがあり、近年では卵子との関係についても研究が進められています。

妊娠しやすい体づくりのためには、毎日の睡眠習慣を整えることも大切です。

この記事では、妊活中に意識したい理想的な睡眠時間や、睡眠とホルモンの関係、睡眠の質を上げるためのコツについて、わかりやすく解説します。
「まずはしっかり休むこと」から、無理のない妊活を始めていきましょう。

妊活と睡眠の深い関係

「しっかり眠ること」は、ただ疲れを取るだけのものではなく、ホルモンバランスや自律神経を整える大切な時間でもあります。

また、睡眠は卵子や子宮内膜を健やかな状態に保つための土台づくりにも関わっていると考えられています。

一方で、睡眠不足や生活リズムの乱れが続くと、心身に負担がかかりやすくなることもあります。

ここでは、睡眠中の体の働きや、睡眠不足が妊活に与える影響、さらに近年注目されている「メラトニン」と卵子の関係について、わかりやすく解説していきます。

睡眠中に分泌される妊活ホルモン

妊娠に欠かせない女性ホルモンの多くは、夜の睡眠中に活発に分泌されることが知られています。

卵巣を刺激する黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)、卵子の質との関係が注目されているメラトニンなどがその代表です。

これらのホルモンは、夜の一定のリズムの中で分泌されることで、月経周期や排卵の働きを支えています。

黄体形成ホルモン(LH)・卵胞刺激ホルモン(FSH)・メラトニン・成長ホルモンなどは、深い眠りの時間帯に分泌リズムが整うといわれています。

夜更かしや不規則な生活が続くと、ホルモンバランスが乱れやすくなることもあります。妊活中は、できるだけ毎日同じ時間に眠ることを意識してみましょう。

睡眠不足が妊娠を遠ざけるメカニズム

睡眠が不足すると、脳の視床下部の働きが乱れ、ホルモン分泌の指令系統に影響が及ぶといわれています。

その結果、排卵が乱れたり、月経周期が不規則になったりするケースもあるとされています。

また、睡眠不足の状態では「プロラクチン」と呼ばれるホルモンの分泌が増えやすく、これが排卵に影響する可能性があるとも報告されています

慢性的な睡眠不足が続くと、自律神経のバランスも乱れやすくなり、冷えやストレスにつながることもあります。

「最近なかなか眠れない」と感じる時期が続いている場合は、まず睡眠時間や就寝リズムを見直してみてください。

メラトニンと卵子の質の関係

妊活と睡眠を結ぶカギとして注目されているのが、「メラトニン」と呼ばれる睡眠ホルモンです。

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、夜の暗い時間に分泌が高まり、自然な眠気を促す働きがあります。

また、抗酸化作用を持ち、体内の細胞を酸化ストレスから守る働きがあるとされています。

近年の研究では、卵子を包む卵胞液の中にメラトニンが存在することがわかっており、卵子を酸化ストレスから守る役割との関係が注目されています

朝起きてすぐ太陽の光を浴び、夜は強い光を避けることで、メラトニンの分泌リズムを整えやすくなります。

なお、不妊治療の分野ではメラトニンに関する研究も進められていますが、効果についてはまだ十分に明らかになっていない部分もあります。

まずは、毎日の生活リズムを整えることを意識してみましょう。

妊活中の理想的な睡眠時間と質

妊活中は、「どのくらい眠ればいいの?」と気になる方も多いはずです。

妊活を頑張るあまり、つい睡眠を後回しにしてしまうこともありますが、毎日の眠りは心と体を整える大切な時間でもあります。

大切なのは、「睡眠時間」だけでなく、「眠りの深さ」や「生活リズム」も意識することです。

ここからは、研究データも交えながら、妊活中に意識したい睡眠時間の目安や、睡眠の質を高めるコツについてご紹介します。

7〜8時間が理想(ハーバード大学の研究)

妊娠を望む女性の睡眠時間と妊娠率の関係を調べた研究では、毎日7〜8時間の睡眠をとっている女性が、比較的妊娠しやすい傾向にあると報告されています。

一方で、短すぎる睡眠や長すぎる睡眠は、ホルモンバランスの乱れにつながる可能性があるともいわれています。

睡眠時間が6.5時間以下もしくは9時間以上になると、女性ホルモンの分泌リズムに影響する可能性があるようです。

また、男性側でも、睡眠不足や睡眠リズムの乱れが精子の状態に関係する可能性があると報告されています。

妊活中は夫婦ともに7〜8時間の睡眠時間を意識して確保するのが理想です。

睡眠は時間の長さだけでなく、毎日できるだけ同じ時間に眠ることもポイントです。平日と休日で睡眠リズムが大きくズレる「ソーシャル・ジェットラグ」は、ホルモンバランスを乱す原因のひとつとされています。

妊活中の睡眠時間の目安

睡眠時間 ホルモン状態 妊活への影響
6.5時間未満 LH/FSHが乱れやすい 排卵リズムに影響する可能性
7〜8時間 メラトニン分泌が安定しやすい 妊娠率が高い傾向
9時間以上 分泌リズムが崩れやすい ホルモンバランスが乱れやすい傾向
平日に不足した睡眠時間を、休日にまとめて取り返すことは難しいといわれています。

寝だめをするのではなく、毎日できるだけ一定の睡眠時間を確保することで、体のリズムを整えていきましょう。

寝る前のスマホ・カフェインを控える

就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は、画面から発せられるブルーライトによって、メラトニン分泌が抑制されるといわれています。

寝る1時間前頃からは、できるだけスマホやパソコンなどを見る時間を減らし、間接照明などの落ち着いた明るさで過ごすのがおすすめです。

また、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインも、眠りに影響する場合があります。

カフェインは体内に長く残るため、妊活中はとくに、午後3時以降は控えめにしておくと安心です。

夜寝つきが悪いと感じる方は、まず夕方以降のカフェイン摂取を見直してみましょう。ノンカフェインの飲み物や白湯に変えるだけでも、眠りやすさが変わることがあります。

寝室環境と朝の光、適度な運動

睡眠の質を高めるためには、眠る環境を整えることも大切です。

たとえば、寝室の温度や湿度が合っていないと、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めやすくなったりすることがあります。

室温は夏は25〜26℃、冬は18〜20℃、湿度は50〜60%程度が快適な目安とされています。

また、遮光カーテンを使って寝室を暗くしたり、できるだけ静かな環境を作ったりするのもおすすめです。

枕の高さやマットレスの硬さなど、自分の体に合った寝具を選ぶことも、深い眠りにつながります。寝具が合わないと、寝返りがしづらくなり、夜中に目が覚めやすくなることもあります。

起床後はまずカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜のメラトニン分泌が促されるといわれています。

さらに、日中にウォーキングやストレッチなどの軽い運動を取り入れると、自然な眠気につながりやすくなります。

妊活中の眠れない悩みへの対処法

「妊活のことを考えると眠れない」「月経前になると眠気が強くなる」など、妊活中ならではの睡眠の悩みを感じることもありますよね。

妊活中の睡眠トラブルには、ホルモンバランスの変化やストレス、生活リズムの乱れなど、さまざまな要因が関係していると考えられています。

大切なのは、無理に我慢するのではなく、自分の状態に合わせて少しずつ整えていくことです。

ここからは、妊活中によくある「眠れない悩み」への向き合い方についてご紹介します。

月経周期と睡眠の波を知る

女性ホルモンの分泌は月経周期によって変化し、それに伴って睡眠の状態にも波があるといわれています。

とくに月経前(黄体期)は、プロゲステロンの影響で日中に眠気を感じやすくなったり、夜は寝つきが悪くなったりする方も少なくありません。

また、黄体期は深部体温が下がりにくくなるため、「布団に入ってもなかなか眠れない」「夜中に目が覚めやすい」と感じる場合もあります。

月経前は、ホルモンの影響で眠気や寝つきの悪さを感じやすくなることがあります。月経周期と睡眠の波を知っておくと対処しやすくなります。

こうした変化は、ホルモンバランスによる体の反応のひとつと考えられています。

基礎体温と睡眠の記録をあわせてつけておくと、自分の体のリズムや不調が出やすい時期を把握しやすくなるでしょう。

→基礎体温の正確な測り方についてはこちらもチェック

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ストレスとの向き合い方

妊活中は、結果が出ない焦りや周囲との比較など、心の負担を感じることも少なくないはずです。

ストレスは自律神経を乱し、睡眠の質を下げる要因のひとつになるといわれています。

とくに、寝る前に考え事が止まらなくなる方は、まず日中のストレスケアを見直してみることも大切です。

気持ちを書き出すジャーナリングや軽い運動、好きな音楽を聴く時間など、自分に合った発散方法を見つけてみましょう。

また、ひとりで抱え込まず、夫婦で気持ちを共有することも、心の負担を軽くするきっかけになります。

寝つきが悪い夜のリラックス方法

なかなか寝つけない夜には、副交感神経を優位にする習慣を取り入れてみてください。

ぬるめのお風呂(38〜40℃)に15〜20分つかる、白湯やノンカフェインのハーブティーを飲む、軽いストレッチをする、などがおすすめです。

また、ラベンダーやカモミールなどの香りは、リラックスタイムのおともとして取り入れる方も増えています。

布団に入ってからも眠れないときは、無理に眠ろうとせず、一度ベッドから出て、暖色系の照明の下でゆったり過ごしてみましょう。

眠気が戻ってきたタイミングで再びベッドに入ると、自然に寝つきやすくなることがあります。

「眠らなきゃ」と考えすぎず、まずは心と体を落ち着かせることを意識してみてください。

まとめ

妊活と睡眠は深く関わっており、毎日の眠りの質や生活リズムは、ホルモンバランスを整えるうえでも大切だといわれています。

理想は、7〜8時間程度の規則正しい睡眠を意識し、夜はしっかり暗い環境で眠ることです。

寝る前のスマホやカフェインを控えたり、朝は太陽の光を浴びたりといったシンプルな習慣も、睡眠リズムを整える助けになります。

サプリや高価な寝具をそろえたり、特別なことをするのではなく、大切なのは毎日続けやすい「眠りの土台」を整えていくことです。

眠れない日や疲れが取れない日があっても、自分を責める必要はありません。できることから少しずつ取り入れていきましょう。

また、睡眠はご自身だけでなく、パートナーと一緒に整えていきたい習慣でもあります。就寝時間や寝室環境を夫婦で見直すことが、心と体を整えるきっかけになるかもしれません。

まずは今日から、できそうなことをひとつ試してみてください。

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