生理予定日が近づくと、何となく下腹部に違和感があったり、胸が張ったり…。「もうすぐ生理かな」と思っていても、実は妊娠初期特有の体の変化かもしれません。生理前の症状と妊娠初期の症状は非常によく似ているため、体調の変化だけで判断するのは難しいものです。
でも、いつもと少し違う体の変化に気づくことで、妊娠の可能性に早めに気づけることも。この記事では、生理前と妊娠初期の症状の違いや、妊娠の可能性をセルフチェックする方法について詳しく解説します。
今にも生理が来そうなとき、妊娠の可能性はあるの?
生理前の体調変化を感じていても、妊娠している可能性はあります。生理前症状と妊娠初期症状はとてもよく似ているため、症状だけで判断するのは難しいものです。ここでは、両者の違いや妊娠の可能性をチェックする方法について見ていきましょう。
生理前と妊娠初期の症状、どう違うの?
生理前と妊娠初期には、似たような体調変化が現れることが多いです。
胸の張りや眠気、だるさ、イライラ、下腹部の違和感など、共通する症状が非常に多いため、「生理前かしら?妊娠かしら?」と迷ってしまうことも少なくありません。
ホルモンバランスの変化によって引き起こされる症状が多いため、見分けるのが難しいのです。
着床出血と呼ばれる少量の出血や、普段と違うおりものの変化があれば、妊娠の可能性も考えられます。
生理が遅れた場合、妊娠の可能性はどれくらい?
生理周期が比較的安定している方で生理が1週間以上遅れた場合は、妊娠の可能性がぐっと高まります。特に、排卵日前後に性交渉があった場合は、より可能性が大きくなります。
ただし、生理が遅れる原因は妊娠だけではありません。ストレスや体調不良、生活リズムの乱れ、激しいダイエットなどによっても生理が遅れることがあるため、遅れただけで即妊娠と判断するのは早計です。
基礎体温を毎日測っている方なら、高温期が14日以上続いているかどうかも重要なポイントになります。通常、高温期は約14日間続いた後に生理が来て低温期に移行しますが、妊娠した場合は高温期がそのまま継続します。
妊娠の可能性をセルフチェックする方法は?
妊娠の可能性を自分でチェックする方法はいくつかあります。まず、基礎体温を毎日測っている場合は、高温期が通常より長く続いているかどうかを確認しましょう。高温期が18日以上続いていれば、妊娠のサインである可能性が高まります。
次に、生理予定日から1週間程度経過したら、市販の妊娠検査薬でのセルフチェックも有効です。妊娠検査薬は尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出するもので、妊娠初期には徐々に増加していきます。
基礎体温や妊娠検査薬で妊娠の可能性が高いと分かったら、産婦人科を受診して確定診断を受けることをおすすめします。
妊娠初期症状と生理前症状、見分けるポイントはある?
生理前と妊娠初期の症状は似ていますが、よく観察すると違いがあることも。ここでは、妊娠初期特有のサインや生理前症状との違い、そして受診すべき症状について詳しく解説します。
妊娠初期特有のサインって?
妊娠初期に見られる特徴的なサインのひとつが「着床出血」です。これは受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる軽い出血で、通常の生理よりも量が少なく、色も鮮血ではなく茶色っぽいことが多いです。
おりものの変化も妊娠初期の特徴です。量が増えたり、粘り気が出たり、水っぽくなったりするなど、普段と違う変化が現れることがあります。
子宮頸管を保護するための自然な反応として現れるものです。
体温の変化も見逃せないポイントです。基礎体温が高温期のまま安定し続けたり、微熱やほてり感が長く続いたりする場合は、妊娠している可能性があります。
生理前症状とどう違うの?
生理前症状(PMS)と妊娠初期症状の大きな違いは、症状の持続期間にあります。
生理前症状は通常、生理が始まるとともに徐々に消えていきますが、妊娠初期症状はそのまま続くことが多いです。
妊娠している場合は、普段の生理前よりも症状が強く出たり、今までに経験したことがない体調変化が現れたりするケースがあります。「いつもと違う」と感じる変化があれば、妊娠の可能性も考えてみるとよいでしょう。
生理予定日を過ぎても症状が続いている場合は、より妊娠の可能性が高まります。このような場合は、妊娠検査薬でのチェックを検討してみてください。
症状 | 生理前 | 妊娠初期 |
---|---|---|
胸の張り | 生理開始と共に和らぐ | 持続または増強する |
下腹部の違和感 | 鈍痛やけいれん感 | 軽い引きつり感や張り感 |
眠気・疲労感 | 軽度~中程度 | 強い眠気や極度の疲労感 |
出血 | 鮮血、量が多い | 少量、茶色っぽい(着床出血) |
どんな症状があれば早めに受診すべき?
妊娠初期には注意が必要な症状もあります。強い腹痛や大量の出血がある場合は、異所性妊娠(子宮外妊娠)や切迫流産などのリスクがあるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
妊娠検査薬で陽性反応が出た場合も、できるだけ早く産婦人科で超音波検査を受けて正常妊娠かどうか確認することが大切です。特に下腹部の痛みを伴う場合は、より早めの受診をおすすめします。
医師に相談する際は、最終月経の開始日や性交渉のタイミング、基礎体温の記録などの情報があると、より正確な診断につながります。
妊娠の可能性がある場合、どう過ごすのがベスト?
妊娠の可能性がある場合は、確定診断を受けるまでの間も体に気を配りながら過ごすことが大切です。ここでは、生活習慣の注意点や妊娠検査薬の使い方、妊娠が確定した後のステップについてご紹介します。
生活習慣で気をつけたいことは?
妊娠の可能性がある時期は、「もしかしたら」という気持ちで生活習慣に気を配ることが赤ちゃんのためにも良いでしょう。アルコールやタバコは控え、バランスの良い食事を心がけることをおすすめします。
カフェインの摂取も控えめにし、過度な運動や無理なダイエットは避けるようにしましょう。特に激しい運動や長時間の立ち仕事は、妊娠初期には負担になることもあります。
また、規則正しい生活リズムを保ち、十分な休息を取ることも重要です。心身のストレスをできるだけ減らし、リラックスして過ごせるよう心がけましょう。
妊娠検査薬はいつ使うのが正解?
市販の妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後が最も信頼性の高いタイミングです。早すぎる検査(フライング検査)では、hCGホルモンの量がまだ少ないため、陰性と判定されても実際には妊娠している可能性があります。
- 生理予定日当日:精度約70%
- 生理予定日3日後:精度約90%
- 生理予定日1週間後:精度約99%
フライング検査で陰性だった場合でも、生理が来ないようであれば数日後に再検査することをおすすめします。より確実な結果を得るためには、朝一番の濃い尿を使用するのがベストです。
妊娠していた場合、次にやるべきことは?
妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科で胎嚢や心拍の確認を受けましょう。一般的に、妊娠5週目頃(最終月経から5週間)で胎嚢が確認でき、6~7週目で心拍が確認できるようになります。
妊娠が確定したら、住んでいる市区町村の窓口で母子健康手帳の交付手続きを行います。母子健康手帳は妊婦健診の記録や出産後の子どもの成長記録など、大切な情報を記録するための手帳です。
妊娠初期は体調の変化が大きい時期です。無理せずゆったりと過ごし、必要に応じて周囲のサポートを求めることも大切です。仕事をしている方は、体調と相談しながら働き方を調整していくことも検討しましょう。
まとめ
生理前と妊娠初期の症状は非常によく似ていますが、症状の強さや持続期間、特有のサインなどに注目することで、ある程度見分けることができます。
妊娠の可能性を確認するには、基礎体温の変化をチェックしたり、適切なタイミングで妊娠検査薬を使用したりすることが効果的です。不安な症状があれば、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
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