妊活にルイボスティーは本当にOK?飲みすぎ・タイミングの注意点 | Fertility Journey
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妊活にルイボスティーは本当にOK?飲みすぎ・タイミングの注意点

妊活
この記事は管理栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

平田 菜菜先生

平田 菜菜 先生

医療法人と社会福祉法人を併設するグループに2009年より勤務。短期入所施設、特別養護老人ホーム、回復期リハビリテーション病棟などで高齢者の栄養管理や嚥下食対応、栄養ケア計画の作成を担当。現在は病院の嚥下外来にて、検査結果に基づく食事設計や嚥下調整食の提案を行う。地域向け栄養教室の講師や職員向け健康支援活動など、院内外で幅広く活動している。管理栄養士・栄養士・調理師・介護支援専門員の資格を保有。

「ルイボスティーは妊活にいい」と聞いて、毎日飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

ノンカフェインで体にやさしいイメージのあるルイボスティーですが、「本当に妊活に効果があるの?」「たくさん飲んでも大丈夫?」と気になる方もいるかもしれません。

当メディアで監修をお願いしている管理栄養士の先生によると、「妊活に効果があると明確に示されている飲み物はない」とのこと。ルイボスティーも妊娠しやすくするための特別な飲み物というよりは、リラックスや栄養補助など、体づくりを支える“サポート役”として取り入れるのがおすすめだそうです。

この記事では、ルイボスティーが妊活中におすすめされる理由や、飲みすぎの注意点、上手な取り入れ方までをわかりやすくお伝えします。

ルイボスティーが妊活中におすすめされる理由

妊活中は「体にやさしいものを選びたい」と思っている方は多いと思います。

そんな中でよく名前があがるのがルイボスティーです。ルイボスティーは南アフリカ原産のハーブティーで、古くから「不老長寿のお茶」として親しまれてきました。

ノンカフェインで飲みやすく、ポリフェノールやミネラルを含むことから、妊活中の方からも人気があります。ただし、“ルイボスティーを飲めば妊娠しやすくなる“というわけではありません

妊活への効果を期待するものではなく、あくまで体づくりを支える一つの選択肢として取り入れるのがポイントです。無理なく続けられる習慣のひとつとして、上手に取り入れていきましょう。

ノンカフェインで安心して飲める

ルイボスティーのいちばんの特徴は、カフェインを含まないことです。

一般的な紅茶や緑茶はツバキ科の茶葉から作られるため、カフェインを含みます。しかし、ルイボスティーはマメ科の植物が原料のため、カフェインが含まれていません。

厚生労働省のQ&Aによると、カナダ保健省では妊娠を予定している女性のカフェイン摂取量を1日300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとしています。

妊活中は、妊娠後のことも見すえて、少しずつカフェインを控えていくと安心です。コーヒーや緑茶が好きな方も、1日のうち何杯かをルイボスティーに置き換えるだけで、無理なくカフェイン量を調整できます。

ルイボスティーはノンカフェインなので、夜に飲んでも眠りに影響しにくいのが嬉しいポイントです。

寝る前のリラックスタイムにも取り入れやすく、時間帯を気にせず楽しめます。カフェインを気にしすぎてストレスになるよりも、上手に選びながら続けていくことが大切です。

抗酸化作用で体の老化を防ぐ

ルイボスティーには、ポリフェノールの一種であるフラボノイドが豊富に含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があるとされ、体内で発生する「活性酸素」の働きをおだやかにすることが期待されています。活性酸素は増えすぎると細胞に負担をかけ、老化やさまざまな不調につながる可能性があると考えられています。

卵子も体の一部なので、活性酸素の影響を受ける可能性があります。妊活中はできるだけ体のコンディションを整えておきたいものです。抗酸化成分を含むルイボスティーを飲むことで、体づくりをサポートしてくれるでしょう。

とはいえ、飲むことで妊娠率が上がるといった医学的な根拠があるわけではありません。あくまで毎日の体調管理のひとつとして、リラックスしながら楽しむことが大切です。

ミネラルが豊富で体を整える

ルイボスティーには、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが含まれています。ミネラルは体の調子を整えるために欠かせない栄養素のひとつです。

中でもマグネシウムは神経の働きに関わる成分で、リラックスをサポートする栄養素として知られています。妊活中や不妊治療中は、どうしても気持ちが揺れやすいもの。そんなとき、温かいルイボスティーでホッとひと息つくのもよいでしょう。

また、カリウムは体内の水分バランスに関わる栄養素です。むくみの解消にも役立ちますし、汗をかく季節やスポーツ後の水分補給にも適しています。

ミネラルは汗と一緒に失われやすい栄養素。水分補給をしながら、ミネラルもとれるのがルイボスティーの魅力です。

ただし、ルイボスティーだけで必要なミネラルを十分に補えるわけではありません。食事を基本にしながら、日常の飲み物として上手に取り入れてみてください。

ルイボスティーの飲みすぎによる注意点

体にやさしいイメージのルイボスティーですが、飲みすぎには少し注意が必要です。毎日の習慣にしやすいからこそ、「どのくらいがちょうどいいのか」は知っておきたいですね。

とくに、ミネラルの摂りすぎによってお腹がゆるくなることがあるほか、妊娠後期にはポリフェノールの摂取量について注意が必要とする報告もあります。

体に良いといわれるものでも、飲みすぎれば負担になることがあります

大切なのは、適量を守りながら続けること。ここでは、ルイボスティーを飲むときに知っておきたいポイントをお伝えします。

マグネシウムの過剰摂取でお腹がゆるくなることも

ルイボスティーに含まれるマグネシウムは、体に必要なミネラルのひとつですが、摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあります

厚生労働省のeJIMでも、サプリメントなどからマグネシウムを過剰に摂取した場合、下痢や腹部の不快感が起こることがあると紹介されています。

マグネシウムには、腸内の水分を集めて便をやわらかくする働きがあります。そのため、もともとお腹がゆるい方は飲む量に少し気をつけて、少量から始めてみてください。

初めてルイボスティーを飲む方はまずは1杯から試してみて、体調に変化がないかを確認しながら取り入れていきましょう。気になる場合は、少し薄めに作って様子を見るのもひとつの方法です。

妊娠後期のポリフェノール摂取に要注意

ルイボスティーに含まれるポリフェノールについては、妊娠後期に大量に摂取した場合の影響を心配する声もあります。

現時点で、はっきりとした科学的根拠や学会の統一見解が出ているわけではありません。ただし、毎日1,000mlほどのルイボスティーを飲んでいた妊婦さんに「胎児動脈管早期収縮」がみられたという症例報告があるのも事実です。その後、摂取を控えたところ改善し、無事に出産されたとされています。

妊娠がわかったら、ルイボスティーの摂取量についてかかりつけの医師に相談しておくと安心です。

妊活中に適量を楽しむ分には、過度に心配しすぎる必要はないと考えられています。ただし、「体にいいから」とたくさん飲むのではなく、あくまで日常の飲み物のひとつとして、ほどよい量を心がけましょう。

1日の適量は2〜3杯が目安

ルイボスティーの1日の摂取量は、コップ2〜3杯(約500ml程度)がひとつの目安とされています。

いくつかの研究では、1日1〜2杯ほどの摂取が抗酸化のはたらきに良い影響を与える可能性が示唆されています。ただし、これはあくまで可能性の話であり、たくさん飲めば飲むほど良い、というものではありません。

一度にまとめて飲むのではなく、朝と夜に分けるなど、体に負担をかけない飲み方がおすすめです。

また、利尿作用のあるカリウムが含まれているため、寝る直前にたくさん飲むとトイレが近くなることもあります。就寝前は控えめにするなど、自分の生活リズムに合わせて調整してみてください。

摂取量の目安 体への影響 おすすめ度
1日1〜2杯(約200〜400ml) 適量。お腹にもやさしい ★★★★★
1日3杯(約500〜600ml) 上限の目安。体調を見ながら ★★★★☆
1日5杯以上(約1000ml〜) 過剰摂取の可能性あり。下痢や胃痛に注意 ★★☆☆☆

自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で続けていきましょう。

妊活中のルイボスティーの上手な取り入れ方

ルイボスティーを取り入れるなら、ぜひ飲み方や組み合わせを少し工夫してみてください。

管理栄養士の先生によると、妊活中に良い飲み物は「何か健康的にプラスになることをしたい」という気持ちに寄り添う心的要素が大きいとのこと。気持ちを整えるということも、妊活では大切なポイントです。

食事・睡眠・運動といった基本の生活習慣を整えながら、そのうえでルイボスティーを楽しむのがおすすめです。ここでは、妊活中にルイボスティーを上手に取り入れるコツをご紹介します。

煮出して成分をしっかり抽出する

ルイボスティーの効果を最大限に得るためには、しっかりと煮出して成分を抽出するのがポイントです。そうすることで、ルイボスティーの成分をしっかり引き出せます。

お湯を注ぐだけでも飲めますが、やかんで10分ほど煮出すと、ミネラルや抗酸化成分であるフラボノイドがより抽出されやすいといわれています。ひと手間かかりますが、香りも立ちやすくなります。

水出しの場合は、冷蔵庫で10時間ほど置くとまろやかな味わいに仕上がります。忙しい方は、前日の夜に仕込んでおくと良いでしょう。

ティーバッグは長めに浸けても渋くなりにくいのが特徴です。色が出なくなるまで成分を抽出できるので、お茶が少なくなったらお湯を足して、最後まで楽しんでみてください。

食物繊維やオリゴ糖と組み合わせる

ルイボスティーは単体で飲んでももちろん良いですが、腸内環境を整える食品と一緒に摂るとさらに効果的です。

食物繊維やオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなる栄養素です。毎日の食事に少しプラスするだけで、腸内環境を整えるサポートをしてくれます。バナナやキウイ、きな粉、はちみつなどは手軽に取り入れやすく、おすすめの食材です。

ルイボスティーにきな粉とはちみつを加えると、やさしい甘さで満足感もアップ。おやつ代わりにもぴったりです。

管理栄養士の先生も、妊活中はまず食事・睡眠・運動・ストレスケアといった生活習慣を整えることが基本で、飲み物はあくまで補助的な役割だと話しています。

飲み物だけに頼るのではなく、食事全体のバランスを意識しながら、できることから少しずつ続けていきましょう。

季節に合わせた飲み方を楽しむ

ルイボスティーはもちろん1年中楽しめるお茶ですが、季節やその日の体調に合わせてホットとアイスを使い分けると、飽きずに楽しめるでしょう。

管理栄養士の先生おすすめは、春には甘酒と豆乳を加えたホットアレンジ、夏は冷やしてレモンを添えるなどのアレンジ。季節ごと楽しむことができ、少しアレンジするだけで気分転換にもなりますよ。

暑い時期はアイスでさっぱり飲みたくなりますが、冷えを感じやすい方や冬場は、できるだけホットで飲むようにすると体を内側から温められます。冷えは妊活の大敵ともいわれているため、体を冷やしすぎないことも意識してみてください。

ミルクを加えてルイボスミルクティーにしたり、シナモンを振りかけたりするのもおすすめです。いろいろアレンジを楽しみながら、無理なく続けられるお気に入りの飲み方を見つけていきましょう。

まとめ

ルイボスティーは、ノンカフェインでミネラルを多く含むことから、妊活中の飲み物として選ばれることが多いお茶です。

ただし、ルイボスティーを飲むことで妊娠しやすくなる、という医学的な根拠は確認されていません

ルイボスティーはあくまで体づくりを支えるサポート役です。リラックスや栄養補助、冷えを意識した水分補給など、体調管理のひとつとして取り入れるのがポイントです。

1日の目安はコップ2〜3杯(約500ml)程度。飲みすぎるとお腹がゆるくなることもあるため、初めての方や体質的に気になる方は少量から試してみましょう。煮出して成分をしっかり抽出したり、食物繊維やオリゴ糖を含む食品と組み合わせることで、より効果的に取り入れられます。

妊活中は、まず食事・睡眠・運動といった生活習慣の土台を整えることが大切です。そのうえで、ルイボスティーを毎日の楽しみとしてプラスしながら、無理のないペースで続けていきましょう。

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