妊活中のお酒は本当にNG?控えるべきタイミング&お付き合いの断り方もご紹介 | Fertility Journey
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妊活中のお酒は本当にNG?控えるべきタイミング&お付き合いの断り方もご紹介

妊活中の飲み物
   

この記事は管理栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

平田 菜菜先生

平田 菜菜 先生

医療法人と社会福祉法人を併設するグループに2009年より勤務。短期入所施設、特別養護老人ホーム、回復期リハビリテーション病棟などで高齢者の栄養管理や嚥下食対応、栄養ケア計画の作成を担当。現在は病院の嚥下外来にて、検査結果に基づく食事設計や嚥下調整食の提案を行う。地域向け栄養教室の講師や職員向け健康支援活動など、院内外で幅広く活動している。管理栄養士・栄養士・調理師・介護支援専門員の資格を保有。

妊活を始めると、生活習慣の見直しが必要になってきます。特に気になるのがお酒との付き合い方ではないでしょうか。

完全に禁酒すべきなのか、それともタイミングを選んで楽しめるのか、正しい知識を身につけることで適切な判断ができるようになります。お付き合いの場での断り方や代替案についても、実践的なコツを知っておけば安心して妊活に取り組めるでしょう。

妊活中のお酒って本当にダメなの?

妊活中の飲酒については、完全に禁止というわけではありませんが、影響を理解しておくことが大切です。

妊娠率や体への影響、さらには妊娠に気づかず飲んでしまった場合のリスクについて詳しく見ていきましょう。

妊活中の飲酒が与える影響

妊活中にお酒を控えた方が良い理由として、飲酒によって肝臓の働きが悪くなり、結果として女性ホルモンのバランスが乱れるということがあります。ホルモンバランスの乱れは排卵周期にも影響を与えるため、妊活にとって見過ごせない問題です。

アルコールと水分を大量に摂取するとむくみを引き起こし、血行不良の原因となります。良好な血流は子宮環境を整えるために重要な要素のひとつです。

アルコール成分によって女性特有の健康リスクが高まり、血中のアルコール濃度が高くなりやすく、将来的な健康への影響も懸念されます。

体質的に女性はアルコールの分解能力が男性より低いことも関係しています。

妊娠率への影響

妊活中にお酒を飲んでも健康に被害が出ることはありませんが、妊娠率が下がる可能性があるため、妊娠を望む方はお酒を控えることが推奨されています。統計的なデータでも、適度な飲酒であっても妊娠までの期間に影響を与える可能性が示唆されています。

男女問わずアルコール摂取量が多い場合、妊娠率が下がる可能性があり、確定的ではないもののお酒は妊娠率に影響を与える可能性が高いとされています。パートナーと一緒に取り組むことで、より効果的な妊活ができるでしょう。

アルコール摂取量が過度でなければ「飲酒によって妊娠できなくなる」といったリスクはありませんが、1日に何杯まで(〇〇mlまで)なら大丈夫といった明確な線引きもありません。

個人差も大きいため、慎重に判断する方が良いでしょう。

妊娠に気づかず飲んでしまった場合

妊娠が発覚すればアルコールを避けることもできますが、超初期のうちに気づかずお酒を飲んでしまうこともあります。一般的には超初期のアルコール摂取はほとんど胎児に影響はないとされているため、過度に心配する必要はありません。

妊娠したことに気づかず妊娠初期の段階で飲酒した場合、以降は控えるように努めることが大切で、不安やストレスを抱えることのほうがよくありません。罪悪感や後悔に支配されてしまうと、妊活そのものにも悪影響を与えてしまいます。

妊娠発覚前のアルコール摂取についてはあまり神経質になりすぎないようにし、大切なのは妊娠発覚後にしっかりとアルコールを控えることです。

前向きな気持ちで妊活に取り組む姿勢が何より重要です。

飲酒を控えるべきタイミング

妊活中すべての期間で控えるのが理想的ですが、特に注意すべきタイミングがあります。

排卵日前後の重要な時期から、男性パートナーが配慮すべき期間まで、具体的なタイミングを把握しておきましょう。

排卵日前後は特に要注意?

排卵日の前後にお酒を飲むと、エストロゲンのバランスが乱れ、子宮の状態が低下し、着床に影響を与える可能性が出てきます。受精卵が着床するための大切な期間だからこそ、細心の注意を払いたいものです。

排卵日の前後や胚移植後(着床期)など、すでに妊娠の可能性がある時期は特に控えるべきタイミングとされています。自然妊娠を目指している場合も、体外受精などの治療を受けている場合も同様です。

胚移植前もできるだけ飲酒は控えておくことが推奨され、重要な時期を避けて適量の飲酒を楽しむようにすることが大切です。

メリハリをつけた飲み方を心がけることで、ストレスを溜めずに妊活を続けられるでしょう。

妊活期間全体での考え方

本来であれば、妊活中は受精から着床まで(排卵日、着床前後など)だけでなく、できれば全期間において飲酒は控えるべきとされています。母体と赤ちゃんにとって非常に大切な問題として捉えることが重要です。体質改善や卵子の質向上のためにも、長期的な視点で取り組むことが望ましいでしょう。

妊娠のタイミングは自分で決められるものではないため慎重な判断が必要です。

妊娠することだけを第一に考えて生活することは、なかなか現実的とは言えませんが、バランスを考えることが大切です。

飲酒を控えるべきタイミング 理由
排卵日前後 ホルモンバランスの乱れ、着床への影響
着床期(高温期) 受精卵の着床に悪影響の可能性
胚移植前後 治療の成功率向上のため
排卵日1週間前 精子の質や運動率への影響

男性パートナーも控えるべき?

男性の場合、飲酒は精子の質や運動率に影響を与える可能性があります。勃起不全や射精障害の予防として、排卵日の1週間前くらいから飲酒を控えることが推奨されています。

40代男性の事例では、仕事柄接待での飲み会が週に何度もありましたが、検査で精子の運動率が低めと分かりました。そのため禁酒を決意し、3か月後の再検査では数値が明らかに改善していました。

このように具体的な改善結果を目の当たりにすると、モチベーションも高ま流でしょう。

妊活において男性側の努力も大切で、妻と一緒に「ノンアルで乾杯」するのが習慣になることで、夫婦で協力して妊活に取り組むことができます。妊活は夫婦二人三脚で取り組むものです。お互いを支え合う関係性が、妊活成功の鍵となるでしょう。

お付き合いでの上手な断り方

職場や友人との集まりで、お酒を断るのは気が引けるもの。

自然で角の立たない断り方を身につけることで、人間関係を保ちながら妊活に集中できるようになります。

職場での飲み会はどう対応する?

「体調を整えたいから」と理由を伝える、「今は控えるようにしている」と軽く断るなど、具体的な理由を説明することなく自然に断ることができるでしょう。詳しい説明を求められることは少ないため、シンプルな理由で十分です。

「今日は車で来ているので」「明日早いので今日はお茶で」など、状況に応じた理由で断ることも効果的な方法です。

事前に使える理由をいくつか準備しておくと、咄嗟の時にも慌てません。

周囲の理解を得るためには、信頼できる同僚や上司に事前に妊活中であることを相談しておくと、サポートを得やすくなるでしょう。

完全にオープンにする必要はありませんが、理解者がいると心強いものです。

友人との集まりでの対処法

親しい友人には正直に妊活中であることを伝え、理解を求めることで長期的なサポートを得ることもできるかもしれません。真の友人であれば協力してくれるはずです。むしろ応援してくれる存在になってくれるでしょう。

「最近健康志向になって」「ダイエット中で」など、ライフスタイルの変化として説明する方法もあります。健康への意識が高まっていることをアピールすれば、ポジティブな印象を与えられます。

グラスにノンアルコール飲料を入れておき、見た目を気にせずに過ごせるよう工夫することも大切です。周囲に気を遣わせることなく、自然に過ごせる環境を作ることがポイントです。

代替案の提案方法

「お酒は控えているので、美味しい料理を楽しみたい」「カフェでお茶しませんか?」など、別の楽しみ方を提案することもできます。積極的に代案を出すことで、断るだけではなく前向きな印象を与えられます。

ノンアルコールビールやカクテルを選ぶことで、お酒の雰囲気を楽しみながら妊活に配慮することができます。ノンアルコールであっても、最近は味も格段に向上しているため、満足度も高いでしょう。

「今度はランチにしませんか?」「映画を見に行きませんか?」など、お酒以外の提案をすることも効果的です。新しい楽しみ方を発見するきっかけにもなります。

お酒の代わりに楽しめるものは?

お酒を控えていても、飲み物を楽しむ気持ちは大切にしたいもの。

ノンアルコール飲料の選び方から、お酒気分を味わえる代替品まで、妊活中でも楽しめる選択肢を探してみましょう。

ノンアルコール飲料の選び方

アルコール度数0.00%の飲料であればアルコールが含まれていないか、限りなくゼロに近いため、アルコールを避けたい妊活中の方が飲んでも問題ありません。商品を選ぶ際は必ず度数表示を確認することが大切です。

日本の酒税法による「ノンアルコール飲料」とは、アルコール度数1%未満の飲み物のことで、微量ながらアルコールが含まれている商品もあるため度数をしっかり確認することが大切です。「ノンアルコール」という表示だけでは判断できない場合があります。

アルコールに気をつけたい方は、できるだけ国内産のノンアルコール飲料を選びましょう。外国産は表示基準が異なりアルコール度数が高いものもノンアルコール飲料として販売されていることがあるため注意が必要です。

安心して楽しむためにも、商品選びは慎重に行いましょう。

スパークリングジュースでお酒気分を楽しむ

ノンアルコール飲料以外でお酒の替わりになるもの、お酒気分を味わえるものの代表といえばスパークリングジュースがあります。炭酸ならではの爽快感があり、お酒を飲まなくても十分に楽しめるでしょう。

「アップルタイザー」(リンゴ果汁100%の炭酸飲料)は食事時にはもちろん、甘いものを食べるときにも合うのでオススメで、「シャメイのスパークリングジュース」も人気があります。種類も豊富で、気分に合わせて選べるのが魅力です。

グレープジュースを使ってサングリア風ドリンクを作ってみたり、梅ソーダで梅酒気分を味わってみたりと、替わりになるものを探すのもなかなか楽しいものです。クリエイティブな発想で新しい楽しみ方を見つけられます。

お酒を飲む時の注意点

ノンアルコール飲料であっても、糖分やカロリーの摂りすぎには注意し、血糖値の急上昇や肥満は妊活に悪影響を与える恐れがあるので、適量を心がけることが大切です。健康的な体重管理は妊活の基本でもあります。

ノンアルコール飲料は冷蔵庫でしっかり冷やして飲むことが多く、飲みすぎると体が冷える原因になり、血行が悪くなると子宮機能に悪影響を及ぼす恐れもあります。温度にも気を配りながら楽しみましょう。

お酒の味が好きな方だと、まったく飲めないことがストレスになる恐れもあるため、ノンアルコール飲料を上手に取り入れて美味しく楽しくストレスを解消していくことが重要です。

無理をせず、楽しみながら続けることが成功の秘訣です。

まとめ

妊活中のお酒との付き合い方は、完全な禁酒が理想的ではありますが、現実的な対応も大切です。排卵日前後や着床期などの重要なタイミングを避けて、適切に管理することで妊娠率への影響を最小限に抑えることができます。

職場や友人とのお付き合いでは、自然な理由で断ったり代替案を提案したりすることで、人間関係を保ちながら妊活に集中できます。ノンアルコール飲料や スパークリングジュースを活用することで、お酒の雰囲気を楽しみながら健康的な選択ができるでしょう。

パートナーと一緒に取り組むことで、妊活はより効果的になり、お互いを支え合いながら目標に向かって進むことができます。

無理をせず、二人のペースで妊活を楽しみながら続けていきましょう。妊活は長期戦になることもありますが、正しい知識と適切な対応で乗り切ることができます。

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