【妊娠週数】正確な計算方法は?出産予定日はどう予測する? | Fertility Journey
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【妊娠週数】正確な計算方法は?出産予定日はどう予測する?

妊娠の基本

妊娠が分かったとき、「いつから妊娠しているの?」「出産予定日はいつ?」と気になるものです。妊娠週数の数え方は意外と複雑で、実際の受精日とは関係なく計算されることを知っていましたか?また、出産予定日が当たる確率はわずか2%ほどという事実も驚きです。
この記事では、妊娠週数の正確な数え方と出産予定日の計算方法について分かりやすく解説します。生理不順の場合や最終月経日が分からない場合の対処法も紹介するので、妊娠初期の不安解消に役立ちます。

妊娠週数ってどうやって数えるの?

妊娠週数は単純に「妊娠してからの期間」と思われがちですが、実は、医学的には少し異なる考え方で計算します。基本的な考え方から解説していきましょう。

妊娠週数のスタートはいつから?

妊娠週数は「最終月経の開始日」を妊娠0週0日として数え始めます。これは意外かもしれませんが、実際に赤ちゃんができる(受精する)前から妊娠週数のカウントはスタートしているのです。
なぜそのような数え方をするのでしょう。受精日や着床日を正確に特定するのが難しいためです。一方で、月経の開始日は多くの人が記録しているので、共通の基準として使いやすいというメリットがあります。

月経周期が28日と仮定されている理由
医学的な妊娠週数の計算では、平均的な女性の月経周期(28日)を基準にしています。この考え方の場合、最終月経から約2週間後に排卵・受精が起こり、その後に着床するという流れになります。

つまり、妊娠2週目ごろにようやく受精が起こるという計算になるのです。実際の妊娠成立時期には個人差がありますが、最終月経日から数えることで統一して管理できるメリットがあります。

妊娠週数と妊娠月数の違いって?

妊娠期間は週数だけでなく月数でも表されますが、この二つには計算方法に違いがあります。
妊娠週数は「満」で数えるのに対し、妊娠月数は「数え」でカウントします。具体的には、妊娠0週1日から妊娠1か月がスタートし、以下のように区分されます:
妊娠0週1日~3週6日:妊娠1か月
妊娠4週0日~7週6日:妊娠2か月
妊娠8週0日~11週6日:妊娠3か月

妊娠2~3週は受精前の時期
妊娠週数の計算上、妊娠2~3週はまだ赤ちゃんが実際にできていない時期になります。それでも妊娠週数には含まれるので、混乱しないようにしましょう。

医療機関では一般的に妊娠週数が使われますが、日常会話では月数で話すことも多いので、両方の数え方を理解しておくとよいです。

生理不順や最終月経日が分からない場合はどうする?

生理周期が不規則な方や最終月経日を覚えていない場合は、超音波検査(エコー)で胎児の大きさを測定し、妊娠週数を推定できます。
特に妊娠初期(8~11週ごろ)は胎児の頭殿長(CRL:頭からおしりまでの長さ)の個人差が少ないため、この測定値から週数を割り出すのが一般的です。

早めの受診が重要な理由
妊娠12週を過ぎると赤ちゃんの成長に個人差が出てくるため、妊娠週数の正確な推定が難しくなります。週数を確定するためには、できるだけ早めに産婦人科を受診することをおすすめします。

妊娠が判明したら、最終月経日を伝えた上で、エコー検査にて確認してもらうのがベストです。これにより、より正確な妊娠週数と出産予定日がわかります。

出産予定日はどうやって計算するの?

出産予定日は妊婦さんにとって大切な目標日です。どのように計算され、どれくらい正確なのでしょうか。

ネーゲレ概算法ってどんな方法?

出産予定日の計算には「ネーゲレ概算法」と呼ばれる方法が広く用いられています。これは19世紀にドイツの産婦人科医ネーゲレが考案した方法で、最終月経の開始日から「月に9を足す(または3を引く)、日に7を足す」という計算で出産予定日を算出します。
計算例として、最終月経が10月10日だった場合:
月の計算:10-3=7月(または10+9=19→12を引いて7月)
日の計算:10+7=17日
したがって、出産予定日は7月17日となります。

最終月経日 出産予定日の計算 出産予定日
1月15日 1+9=10月、15+7=22日 10月22日
5月3日 5+9=14→2月、3+7=10日 2月10日
12月25日 12-3=9月、25+7=32→10月2日 10月2日

この方法は生理周期が28日で規則的な人を基準にしているため、周期がそれより長い・短い場合は、その分だけ誤差が生じる可能性があります。

出産予定日はどれくらい当たるの?

出産予定日は、あくまで「予定日」であり、その日にぴったり生まれる確率は意外と低いことを知っておきましょう。
出産予定日ぴったりに生まれる確率は約2%といわれています。実際には、予定日よりも早く生まれることが多く、妊娠37~39週で出産する方が全体の61%を占めるというデータもあります。予定日の妊娠40週での出産は20%未満とされています。

予定日はあくまで目安
出産予定日は、医学的に妊娠が正常に進んだ場合の、平均的な出産時期を示すものです。実際の出産は予定日の前後2週間の幅で起こるものと考えておくと、心の準備ができますよ。

出産の時期は赤ちゃんが決めるもので、完全にコントロールできません。予定日を過ぎても焦らず、医師の指示に従って過ごします。

出産予定日がずれることはある?

出産予定日と実際の出産日にずれが生じる原因はいくつかあります。
ひとつは、生理周期が28日でない場合です。周期が長い人は排卵が遅れるため、ネーゲレ概算法による計算よりも実際の妊娠週数が若くなることがあります。
また、最終月経日から計算した週数と、エコー検査で測定した胎児の大きさに基づく週数に差がある場合は、医師がより正確と思われる方を採用します。一般的に、妊娠初期のエコー検査結果が優先されることが多いです。
体外受精や人工授精で妊娠した場合は、排卵日や胚移植日が明確なので、これらを基準にした方がより正確な出産予定日を算出できます。

超音波検査や排卵日からの計算方法もあるの?

最終月経日からの計算に加え、より正確な妊娠週数や出産予定日を知るための方法について見ていきましょう。

超音波検査での週数・予定日の決め方は?

妊娠8~11週ごろの胎児の頭殿長(CRL)測定は最も精度が高いとされています。この時期は胎児の成長の個人差が比較的少ないため、胎児の大きさから妊娠週数や出産予定日を正確に算出できます。
医療機関では、CRLから計算した妊娠週数と最終月経日からの計算に4日以上のずれがある場合、CRLによる測定値を優先して週数や予定日を修正することが一般的です。

晩期の週数確定は避ける
妊娠11週以降は頭部の横幅(BPD)などの指標も使われますが、妊娠が進むほど胎児の成長に個人差が出てくるため、週数確定の精度は下がります。できるだけ早い時期に週数を確定させることが望ましいです。

超音波検査は、単に週数や予定日を知るだけでなく、赤ちゃんの成長を確認する重要な検査です。定期的に受診して、赤ちゃんの様子を見守りましょう。

排卵日や受精日が分かる場合はどうする?

基礎体温をつけていたり、排卵検査薬を使用していたりして排卵日が特定できる場合は、その日を妊娠2週0日として計算できます。これは医学的な週数計算(最終月経開始日を0週0日とする)に合わせたものです。
特に体外受精や人工授精を受けた方は、排卵日や胚移植日が明確なので、そこから280日後を出産予定日とする計算が最も正確とされています。
排卵日基準の計算は、自分の体のリズムに合わせた正確な方法なので、可能であれば医師に伝え、週数や予定日の参考にしてもらうとよいでしょう。

どの方法が一番正確なの?

妊娠週数や出産予定日の計算方法にはいくつかありますが、どの方法が最も正確かは状況によって異なります。
最終月経日が明確で生理周期が規則的(約28日周期)な場合:ネーゲレ概算法
生理不順や最終月経日が不明確な場合:妊娠初期の超音波検査
体外受精・人工授精の場合:排卵日・胚移植日からの計算
特に妊娠初期(8~11週)の頭殿長(CRL)計測は±3.9日程度の誤差しかなく、最も信頼度が高い方法とされています。

妊娠後期の週数確定は不正確
妊娠13週以降に初めて週数を決める場合は、1~3週間程度の誤差が生じることがあります。妊娠が分かったらできるだけ早めに産婦人科を受診し、正確な週数と予定日を確認しましょう。

結局のところ、医師が総合的に判断した妊娠週数や出産予定日を信頼するのが一番です。不安なことがあれば、遠慮なく担当医に相談しましょう。

妊娠週数や出産予定日を知るときの注意点は?

妊娠週数や出産予定日について、正しく理解するための注意点を見ていきましょう。

妊娠週数や予定日は「目安」として考えよう

何度も強調していますが、出産予定日はあくまで目安です。実際の出産は予定日の前後2週間程度の幅で起こるものと考えて、心の準備をしておきましょう。
妊娠週数の数え方や予定日の算出方法を正しく理解しておくことで、健診スケジュールや出産準備の計画が立てやすくなります。例えば、「妊娠20週までに異常がないか確認する検査を受ける」「予定日の1ヶ月前には入院グッズを揃える」など具体的な計画が立てられます。

赤ちゃんとママの健康が最優先
予定日や週数にとらわれすぎず、赤ちゃんの成長やママの体調を第一に考えることが大切です。医師の診察を定期的に受け、その都度アドバイスを聞いて過ごしましょう。

予定日を過ぎても赤ちゃんが生まれないと焦ってしまうかもしれませんが、赤ちゃんは準備ができたら生まれてくるものです。リラックスして待つことが大切です。

早産・正産期・過産期の区分も知っておこう

医学的には、妊娠期間はいくつかの区分に分けられています:
早産:妊娠22週0日~36週6日
正産期:妊娠37週0日~41週6日
過産期:妊娠42週0日以降
この区分は医療的な管理の目安になります。特に正産期を過ぎると、胎盤の機能が低下するリスクが高まるため、医師による慎重な管理や場合によっては誘発分娩が検討されることもあります。

  • 早産の場合:赤ちゃんの肺などの発達が不十分なことがあるため、NICUでのケアが必要になることがあります
  • 正産期の場合:赤ちゃんが十分に成熟しているため、通常の出産が可能な時期です
  • 過産期の場合:胎盤の機能低下や羊水減少などのリスクがあるため、医師と相談して適切な対応を決めます

これらの区分を知っておくことで、仮に予定外の時期に出産の兆候が現れた場合も、落ち着いて対応できるでしょう。

妊娠週数や予定日が分からないときはどうする?

最終月経日や排卵日が分からず、妊娠週数や出産予定日の目安がつかない場合は、迷わず産婦人科を受診しましょう
妊娠初期の超音波検査で、胎児の大きさから妊娠週数を推定できます。特に妊娠12週までに健診を受けることで、より正確な週数や予定日が分かります。

早期の受診が大切な理由
妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官が形成される時期です。この時期に葉酸摂取などの適切なケアを始めることが、赤ちゃんの健やかな発育につながります。週数が分からなくても、妊娠に気づいたら、なるべく早く受診することをおすすめします。

また、妊娠の経過を見守るためには定期的な健診が欠かせません。妊娠週数や予定日が不明確な場合でも、医師の指示に従って健診を受けていれば、赤ちゃんの成長を適切に管理できます。

まとめ

妊娠週数と出産予定日の計算方法について詳しく見てきました。最終月経の開始日を妊娠0週0日として数えるという基本的な考え方から、生理不順の場合や排卵日が分かる場合の計算方法まで、それぞれのケースに応じた対応がわかりましたね。
出産予定日はネーゲレ概算法で計算されることが多いですが、あくまで目安であり、ぴったりその日に生まれる確率は約2%しかありません。予定日の前後2週間程度の幅を持って考えておくことが大切です。
また、妊娠初期(8~11週)のエコー検査での胎児計測は最も正確な週数や予定日の決定方法とされています。妊娠に気づいたら早めに産婦人科を受診し、適切な健診スケジュールを立てていきましょう。
妊娠週数や出産予定日についての正しい知識は、これからの妊婦生活を計画的に過ごすための基礎となります。しかし、最も大切なのは赤ちゃんとママの健康です。予定日にとらわれすぎず、医師のアドバイスを聞きながら、穏やかな気持ちで出産の日を待ちましょう。
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