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【妊活】行為後に「出てくる」のは大丈夫?妊娠率への影響と正しい過ごし方を解説

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妊活中、行為のあとに精液が流れ出てくるのを感じると、「せっかくの精子が出ていってしまうのでは……?」と不安になる方は多いのではないでしょうか。

特にタイミングを意識しているときほど、少しでも妊娠の可能性を高めたい気持ちから、じっと動かずにいたり、トイレを我慢したりしてしまうこともあるかもしれません。

でも、安心してください。行為後に精液が流れ出てきても、妊娠率に影響はありません。精子は射精後すぐに子宮へ向かって進んでいくため、あとから流れ出てくるものは、妊娠に必要のない成分がほとんどです。

この記事では、行為後に精子が「出てくる」仕組みから正しい過ごし方まで、
モヤモヤを解消しながら前向きに妊活を続けられるよう、わかりやすくお伝えしていきます。

行為後に「出てくる」のはなぜ?精子の仕組みを解説

妊活中であれば特に、行為のあと体の変化が気になるのは自然なことです。

精液が流れ出てくると、「妊娠の可能性が下がるのでは?」と気になる方も多いかもしれません。でも、この現象と妊娠率の関係については、医学的にきちんとした答えが出ています。

ここでは、精子の動きや仕組みを知りながら、なぜ流れ出ても心配しなくていいのかをわかりやすく解説していきます。

射精後の精子は数分で子宮へ向かう

精子は、行為のあとすぐに卵子へ向かって動き始めます。

一般社団法人日本生殖医学会の解説によると、射精された精子は子宮頸部にある頸管粘液の中を泳ぐようにして子宮内に入り、さらに卵管へと進んでいきます。精子が子宮に到達するまでの時間は数分〜10分程度とされており、早い場合は5分ほどで卵管膨大部に到着することもあります。

つまり、行為後に「出てきてしまった」と感じる頃には、すでに元気な精子は体の中で卵子を目指して進み始めているのです。

排卵期には、透明で粘り気のある頸管粘液が分泌され、精子が子宮内へ進みやすくなります。

この頸管粘液は精子にとって守られた環境で、ここにたどり着いた精子は最大で5日ほど生き続けることができます。そのため、行為後すぐに体の外に出てくるものがあっても、妊娠のチャンスが失われるわけではありません。

流れ出るのは妊娠に使われなかった精液

行為のあとに流れ出てくる液体の正体は、実は精子そのものではありません。

札幌医科大学産婦人科によると、1回の射精で膣の中には約2〜3億匹もの精子が放出されます。しかし、卵子の近くまでたどり着けるのはわずか200匹前後で、実際に受精できるのはその中のたった1匹だけです。

つまり、ほとんどの精子は最初から妊娠に使われない運命にあります。

精液の約90%は「精漿(せいしょう)」と呼ばれる液体成分で、精子は全体の1〜5%程度にすぎません。行為後に流れ出てくるものの多くはこの精漿であり、妊娠に必要な精子はすでに子宮へ向かって進んでいます。

そのため、見た目に液体が出ていても、妊娠の可能性が下がるわけではないので、心配はいりません。

出てきても妊娠率には影響しない

行為後に「流れ出てきてしまったから今回はダメかも……」と落ち込む必要はありません。

札幌医科大学産婦人科でも、「大部分の精子は最終的に膣の外へ流れ出るため、出てきても心配はいらない」と明確に説明されています。これは体の正常な仕組みです。

精子は自力で泳ぐだけでなく、女性の体内の仕組みによって助けられながら卵子に向かいます。特に排卵期には子宮や卵管の収縮運動が精子の移動をサポートし、効率よく目的地へ運ばれます。

項目 内容
1回の射精で放出される精子数 約2〜3億匹
卵子の周りに到達する精子数 約200匹前後
受精できる精子 たった1匹
精子が子宮に到達する時間 数分〜10分程度
精子が卵管に到達する時間 30分〜数時間
精子の体内での生存期間 通常2〜3日(最大5日程度)

表の通り、卵子の周りに到達する精子は200匹前後、さらに受精できるのはその中のたった1匹と限られています。そのため、行為後に液体が流れ出ても、妊娠の可能性が下がるわけではありません。体の自然な反応として受け止め、安心して過ごしてくださいね。

行為後の正しい過ごし方

「じっとしていた方が妊娠しやすいのでは?」「すぐにトイレに行かない方がいいのかな?」など、行為のあとの過ごし方に悩む方は少なくないでしょう。

しかし、過度な安静や無理な我慢は、かえって体に負担をかけてしまうこともあります。

ここでは医学的な考え方をもとに、妊活中の行為後の過ごし方について大切なポイントをお伝えしていきます。

すぐにトイレに行っても大丈夫

行為のあとにトイレへ行くと、「精子が流れ出てしまうのでは……」と不安に感じる方は少なくないでしょう。

そのため、トイレを我慢し続けてしまい、膀胱炎を起こしてしまうケースもあります。膀胱炎になると抗生物質での治療が必要になり、体調面だけでなく妊活のスケジュールにも影響が出てしまう可能性があります。

しかし、実際には行為後にトイレに行ったことで妊娠率が下がることは、医学的にはほとんどないとされています。精子は射精後すぐに子宮へ向かって進み始めるため、排尿によって外に出てくるのは、主に精液の液体成分です。

また、女性の尿道と膣は構造上まったく別の器官です。そのため、排尿によって膣内にいる精子が外に出てしまうこともありません。

膀胱炎を防ぐためにも、行為後の排尿はむしろ推奨される行動です。無理に我慢しないようにしましょう。

体のことを第一に考えて無理をしないことが、結果的に妊活を続けやすくする近道になります。

長時間の安静は必要ない

「行為のあとは、できるだけ長く横になっていた方が妊娠しやすい」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。ですが、これについては明確な根拠がないことが複数の研究で示されています

体外受精に関する研究では、胚移植後に長時間安静にした場合と、短時間で動き出した場合とで、妊娠率に差は見られなかったと報告されています。中には、24時間安静にしていたグループの方が、かえって着床率が低下したというデータもあります。

これは自然妊娠にも当てはまる考え方で、行為後に何時間も動かずにいる必要はありません。10〜15分ほどリラックスして過ごしたあとは、普段どおりに生活して問題ないとされています。

長時間同じ姿勢を続けると、骨盤まわりの血流が滞ってしまうこともあります。無理に安静にこだわらず、体にとって楽な過ごし方を選んでくださいね。

リラックスして体を冷やさないことが大切

行為後にいちばん意識したいのは、体をリラックスさせて冷やさないことです。

「うまくいったかな?」「妊娠できるかな?」と考えすぎると、知らないうちに体に力が入ってしまいます。強い緊張やストレスは、ホルモンバランスにも影響するといわれているため、できるだけ穏やかな気持ちで過ごすことを心がけましょう。

トイレに行くときは、冷たい便座や床で下半身を冷やさないよう気をつけて具ださい。冷えは血流を悪くし、子宮や卵巣まわりの環境にも影響することがあります。

お風呂に入りたい場合は、熱すぎないぬるめのお湯にゆっくり浸かると体が温まり、リラックス効果も得られます。ただし、長時間の入浴や熱いお湯は避けた方が安心です。

パートナーとゆったり会話を楽しんだり、温かい飲み物を飲んだりしてリラックスする時間を持つのもおすすめです。

特別なことをしなくても、「心地よく過ごす」意識を持つだけで十分です。心と体を穏やかに保つことが、妊娠しやすい環境づくりの第一歩になります。

妊娠率を高めるためにできること

行為後の過ごし方を知ったうえで、さらに妊娠の可能性を高めるためにできることを見ていきましょう。日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、妊娠しやすい体づくりにつながります。

ここでは、タイミングの取り方やパートナーとの関わり方、生活習慣の見直しなど、今日から取り入れやすいポイントをまとめました。

無理のない範囲で、できそうなことから試してみてくださいね。

性行為のタイミングを意識する

妊娠の可能性を高めるためには、排卵日を意識したタイミングを取ることが重要です。

日本生殖医学会によると、排卵された卵子の寿命はおよそ24時間とされています。一方、精子は女性の体内で通常2〜3日、長い場合は5日ほど生きることができます。

そのため、排卵日の2〜3日前から排卵日当日にかけてタイミングを取ることで、精子が卵管で卵子を待っている状態をつくりやすくなります。

基礎体温をつけたり、排卵検査薬を使ったりと、自分に合った方法で排卵日を予測してみてください。

→妊活はタイミングが重要!タイミング法の実践ポイントに関する記事はこちら

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妊活のタイミング法とは?基本的な考え方から実践方法、成功率アップのコツまで徹底解説。排卵日の予測方法や妊娠確率を高める性交渉のタイミング、うまくいかない時の対処法など、妊活に取り組む方に役立つ情報を専門家の知見をもとにわかりやすくお届けします。
精子が回復するには2〜3日かかるため、毎日ではなく2〜3日に1回のペースでタイミングを取るのがおすすめです。

禁欲期間が長すぎると精子が老化してしまうため、1週間以上の禁欲は避けた方が良いでしょう。

パートナーとコミュニケーションを積極的にとる

妊活は、一人で頑張るものではなく、パートナーと二人で進めていくものです。

行為後の過ごし方やお互いの体調について話し合ったり、不安な気持ちを共有したりするだけでも、心の負担が軽くなることがあります。

「うまくいくかな?」「このやり方で合っているのかな?」といった気持ちは、一人で抱え込まないようにしましょう。パートナーに素直に打ち明けることで、同じ目標に向かって一緒に進んでいる実感が生まれ、妊活の大きな支えになるはずです。

また、タイミングを意識しすぎるあまり行為が義務のようになってしまうと、知らず知らずのうちにストレスがたまりがちです。ときには妊活のことを少し忘れて、二人の時間そのものを楽しむことも大切にしてくださいね。

生活習慣を整える

妊娠しやすい体をつくるためには、特別なことよりも、普段の生活習慣を整えることがとても大切です。

適度な運動は血流を促し、卵巣や子宮へ酸素や栄養が届きやすい体づくりをサポートしてくれます。ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、無理なく続けられる有酸素運動を取り入れてみてください。

→妊活中は適度な運動がおすすめ!妊活中のおすすめの運動や目安についての記事はこちら

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食事では、葉酸・鉄分・タンパク質・ビタミンDなど、妊活中に意識したい栄養素をバランスよく摂ることを心がけましょう。特に葉酸は、妊娠前から意識しておきたい栄養素のひとつです。

→妊活中の食事のポイントをチェック!おすすめ食材&レシピに関する記事はこちら

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また、睡眠も忘れてはいけないポイントです。質の良い睡眠はホルモンバランスを整え、心と体の回復を促してくれます。毎日7時間程度を目安に、できるだけ規則正しい生活リズムを意識してみてください。

カテゴリ おすすめの取り組み
運動 ウォーキング・ヨガ・ストレッチなど軽い有酸素運動
食事 葉酸・鉄分・タンパク質・ビタミンDを意識したバランスの良い食事
睡眠 毎日7時間程度の質の良い睡眠
体温管理 下半身を冷やさない・温かい飲み物を取る
メンタルケア ストレスを溜めすぎない・パートナーとの対話

妊活は長期戦になることもあります。頑張りすぎず、自分のペースで体づくりを続けていきましょう。

まとめ

妊活中の行為後に精液が流れ出てくることは、ごく自然な体の反応であり、妊娠率に影響を与えるものではありません。精子は射精後すぐに子宮へ向かって進んでいくため、あとから出てくるものの多くは妊娠に必要のない成分がほとんどです。

行為後は長時間の安静を取る必要はなく、トイレに行っても問題ありません。むしろ、膀胱炎予防のためにも無理に我慢しないようにしましょう。

リラックスして体を冷やさないこと、そしてパートナーと穏やかな時間を過ごすことが、妊活中の行為後に意識したいポイントです。

また、妊娠の可能性を高めるためには、排卵日を意識したタイミングや日常的な体づくりも欠かせません。食事・運動・睡眠を整え、ストレスを溜めすぎない生活を心がけてくださいね。

体の仕組みを正しく理解して、焦らず落ち着いた気持ちで妊活を続けていきましょう。

Fertility Journey(ふぇるじゃに)は妊活に取り組む方のためのサイトです。妊活に関するさまざまな情報をお伝えしていますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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